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【保有株】中~大型銘柄の決算レビュー

こんにちは。

決算シーズンも終盤ですね。。僕の保有株も一通り決算発表が出ました。製造業を中心に、厳しい決算が多かったですね。今回は、保有する中~大型株の決算内容について簡単に書きたいと思います。

双日(2768)21年3月期2Q

 

売上は16.7%減、当期純利益は69.0%減。1Qからやや持ち直したものの、まだ厳しいですね。通期業績予想は当期純利益が50%減。配当予想は10円/株(1Q決算時に17円→10円の減配を発表)で変更なし。

JT(2914)20年12月期3Q決算

 

売上は2.5%減、当期純利益は18.4%減。通期では4.9%の減収、11.0%の減益予想となっています。主力の海外たばこ事業は伸びているものの、ネガティブな為替影響を受けた形です。決算内容は決して良くありませんが、まあ配当維持は可能ではないかと。

昭和電工(4004)20年12月期3Q

 

売上は8.6%減、やや持ち直したものの、引き続き赤字です。通期業績予想も赤字、期末配当は未定ですが、厳しいと考えます(中間配当は無配)。最も気になるのが、有利子負債が大幅増、昨年末で46%あった自己資本比率が20%まで低下と財務が急激に悪化していることですね。損切りを検討中

三菱ケミカルHD(4188)20年3月期2Q

 

売上は8.6%減、ヘルスケア分野関連で減損損失を計上したことにより、最終損益は赤字に転落。通期業績予想も下方修正、赤字の予想と残念な決算となってしまいました。配当予想は24円/株(1Q決算時に32円→24円の減配を発表)で変更なし。大幅な下方修正、2期連続の減配(40円→32円→24円)と良い所がありませんね。損切りを検討中

ENEOS HD(5020)21年3月期2Q

 

売上は33.6%減、当期純利益は48.7%減の厳しい状況ながら、通期業績予想を上方修正。前回予想から原油価格見直し(上昇)による在庫影響の良化で+650億円、在庫影響を除いた営業利益相当額で+250億円、併せて900億円の営業利益増となっています。配当予想は22円/株で変更なし。中期経営計画(~23年3月期)では現状を下回らない配当水準(配当額の下限を22円/株)、実質的な累進配当を明言していますので、ここは死守すると思っています。株価は依然低迷していますが、買い増しを検討中です。

ブリヂストン(5108)20年12月期3Q

 

売上17.7%減、最終損益は赤字、通期でも赤字と厳しい予想。未定となっていた期末配当予想を開示、55円/株としました。これにより、年間配当は105円/株(前年実績の160円/株から減配)となります。中間配当に続き期末配当も減配ですが、この業績で配当を出せるだけでも善しとします。業績は厳しいですが、自己資本比率50%超、キャッシュも分厚い好財務企業ですので、事業環境が良化するのを待ちたい所です。

東海カーボン(5301)20年12月期3Q

 

売上27.2%減、当期純利益は96.7%減。7月の豪雨災害により熊本県の工場が被害を受けたことで、5億円の特別損失を計上したことが要因で、下方修正となりました。通期でも原状回復費用などが発生する見込みで、保険金の受け取りがあるもの更なる下方修正も予想されます。配当予想は30円/株(1Q決算時に48円→30円の減配を発表)で変更なし。株主優待も引き続き実施されるとのこと。厳しい事業環境に更に追い打ちをかけるような災害に見舞われましたが、この様な状況でも株主還元が可能なのは、自己資本比率40%超の好財務によるものと考えます。耐え時です。

三菱UFJ FG(8306)21年3月期2Q

 

売上12.3%減、当期純利益34.0%減。普通に悪いですが、配当予想は前年据え置きの25円/株。減配は無いと思っていますので、株価が下がれば買い増しします。

オリックス(8591)21年3月期2Q

 

売上4.5%減、当期純利益41.0%減。通期業績予想も37.2%の減益と厳しいです。額の大きい所では、法人向けメンテナンス・リース、不動産、事業投資、輸送機器、海外事業の大幅減益を、保険、銀行と言った金融事業の増益でカバーしている構図。気になる配当予想は、前年据え置きの76円/株と言うことで、ホルダーとしては一安心。事業分散の効果で減配する程の致命的な減益にはならなかったと言うことかと思います。加えて、そこそこ大きな規模の自己株買いのサプライズ。積極的な株主還元は有難いですね。3月権利の株主優待も魅力で、今の所2名義保有しいますが、家族名義での買い増し(あと2名義)を検討中

三菱UFJリース(8593)21年3月期2Q

 

売上8.6%減、当期純利益36.6%減。通期業績予想は29.3%の減益。同じくリース大手のオリックスと似た決算内容でした。コロナ影響で航空、物流が大幅減益となったものの、カスタマービジネス、環境・エネルギー、不動産の増益である程度カバーした形。事業分散により業績は割と安定しているのがリース大手の特徴ですね。こちらも気になる配当予想ですが、21期連続増配の実績を尊重し、前年から50銭増配の25円50銭/株としました。有難うございます。引き続き、株価が下がれば買い増しの予定です

KDDI(9433)21年3月期2Q

 

売上1.1%減、当期純利益は7.3%増。通期予想は売上0.2%増、当期純利益は前年並み(±0%)。流石の安定感ですね。配当予想は120円/株(前年の115円/株から増配)で変更なし。併せて自己株買いを発表。こういう株主還元を、さらっと当たり前の様にやってくれるのが良いですね。3月末権利の株主優待も魅力的なので、家族名義での買い増し(あと3名義)を検討中

総括

 

以上、保有株の決算内容について見てきました。

総括すると、製造業は全般的にコロナ禍からの回復がまだで依然厳しい状況。ある程度想定通りだったものの、今後はコロナ第3派の影響も含めて注視していきたい所。上方修正はENEOS。中計で示された累進配当が実施される前提で買い増しは有りと判断。下方修正は三菱ケミカルHD、東海カーボン。特に三菱ケミカルHDは赤字転落で期待を大きく裏切った(もともと厳しいのは分かっていましたが、更に悪化)決算内容。

気がかりだったリース2社の配当予想は期待通り(オリックス:維持、三菱UFJリース:増配)、加えてオリックスは自社株買いのサプライズ。こちらも厳しい状況に変わりはないが、まずは一安心。

 

以上、最後までご覧頂き有難うございました。

 

保有銘柄の減配が相次いだ今年の夏の記録です。

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